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013「鳥取地震を語り継ぐ会」2025(令和7年度)定期総会

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  013 「鳥取地震を語り継ぐ会」 2025(令和7年度) 定期総会   去る令和7年6月21日、鳥取市で鳥取地震を語り継ぐ会定期総会が行われま  した。冒頭、亡くなった会員に黙とうし、橋本会長のあいさつの後、議事に入り  ました。   1 令和6年度事業報告       理事会(役員会)8回       定期総会、鳥取地震81年追悼のつどい       募金活動(年間 69,807円)   2 令和6年度会計決算報告      2024年4月1日~2025年3月31日   【収入の部】   科  目    決算額   備  考   前年度繰越金 401,264  令和5年度繰越金    募 金     69,807     会の活動資金に対する募金    年会費    12,000 会員12名(一人1000円)    雑収入          13     利息                                                    収入合計     483,084     【支出の部】   科  目       決算額   備  考   会議費                      0   事務費                  5,880         プリンターインク代、名刺印...

012 「鳥取地震を語り継ぐ会」 支援金のお願い

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 012 「鳥取地震を語り継ぐ会」 支援金のお願い    会では、2023(令和5)年に「鳥取大地震追悼と記憶の碑」の建立以来、毎年鳥取地震追悼のつどい(追悼式)を、鳥取地震の日(9月10日)に行っており、また追悼碑の維持・管理、鳥取地震に関する調査・研究、啓発活動などを、会の事業に掲げています。これらの取り組みは、皆様の支援金に依拠して行っているところです。ぜひ、金額の多少にかかわらずご協力いただいて、下記ゆうちょ銀行口座への振り込みをお願いします。   連絡先  鳥取地震を語り継ぐ会 事務局長  渡辺 耕次         〒680-0004 鳥取市北園2-265         ☎ 090-1687-2620

011鳥取地震の犠牲者1 震災死亡者の確認 

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 011  鳥取地震の犠牲者1  震災死亡者の確認     鳥取地震の犠牲者の数は、1,210人(鳥取   県震災小誌)、1,083人(東京帝国大学地震研究所彙報)などまちまちであり、犠牲者を一人ずつ確認し、死亡者名簿を作成する作業が未だなされていない。当時の日本海新聞、朝日新聞、毎日新聞に掲載された震災死亡者名簿をもとに県立公文書館に保存されている公文書などと照らし合わせながら確認作業を続ける予定である。遺族など当時を知る人々が高齢になる中、どこまで確認作業が進むか、わからないが、何らかの報告を行いたい。 (はなか) 図1 1943年9月15日付日本海新聞

010鳥取地震の資料4 地震研究所彙報(1944~1947年 東京帝国大学)

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  010鳥取地震の資料4    地震研究所彙報( 194 4~1947年 東京帝国大学) 図 鳥取地震調査日程・調査地一覧 (東京帝国大学地震研究所彙報)   東京帝国大学「地震研究所彙報」に、鳥取地震について 10 編の論文が報告されている。 C1  昭和18年3月4日鳥取地震調査報告 (表一郎  1944 年) C2  鹿野・吉岡断層とその付近の地質 (津屋弘達  1945 年) C3  鳥取地震余震観測概報(表一郎  1945 年) C4   微動計による鳥取余震の観測(概報)   (水上武  1945 年) C5  鹿野・吉岡断層及びその地震後の変動の精   密水準測量によ る観測( 宮村摂三 1945 年) C 6 鳥取大地震の時の狛犬の運動   (松澤武雄  1945 年) C7  断層の動きと地表傾斜変化の観測  (萩原尊禮  1945 年) C8  鹿野断層付近に於ける地電位差変化  (永田武  1945 年) C9  鳥取地方震災復旧一等水準測量成果( 陸地測量部  1945 年) C10  昭和18年9月10日鳥取地震の被害( 岸上冬彦 1947 年)                                                          (はなか)

009 鳥取地震の資料3 鳥取地震概報

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009鳥取地震の資料 3   鳥取地震概報( 1943 年 中央気象台) 図1 鳥取地震概報表紙 図2 鳥取地震概報目次  1943 年9月10日の 鳥取地震について、直後に中央気象台は、10編の調査報告を行っている。 B 1 昭和18年3月4,5日の2回の鳥取地震概報(本間寧  1943 年) B2  9月10日鳥取地震概況(井上宇胤  1943 年) B3  地震断層に関する報告(平野烈介  1943 年) B4  海岸付近及び断層付近の調査 概報(本間正作  1943 年) B5  昭和18年9月10日の強震被害調査概報(岡山測候所 原真一  1943 年)  B6   鳥取地震踏査概報(坂岸昇吉  1943 年) B7  昭和18年9月10日の強震被害調査概報(鷺坂清信  1943 年) B8  鳥取地震踏査報告(高木聖  1943 年) B9  昭和18年3月4,5日の鳥取市付近の地震の余震(鷺坂清信  1943 年) B10  鳥取地方地震に伴う断層の磁気的調査(湯村哲男  1943 年)    (はなか) 

008 鳥取地震の資料2 鳥取地震災害資料

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2025年2月24日  008 鳥取地震の資料2  鳥取地震災害資料                                                                                                                図1 鳥取地震災害資料復刻版後付け   鳥取地震の当時の数少ない公的な文書のうち、建築学会震災調査隊が建築雑誌昭和19年2,3 月合併号に「鳥取県震災調査報告」として掲載されたものが、昭和58年に復刻版として、編集 米子高等専門学校地域防災研究班、鳥取県建築士会、および日本建築学会中国支部鳥取支所として出版されている。図3の目次の通り、この本には、「鳥取県震災調査報告」及び「鳥取県震災小誌」が掲載され、鳥取県内の主要活断層と震源分布についてまとめられている。   なお、この本は鳥取県立図書館に所蔵されている。(はなか)

007 鳥取地震の概要2

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2025年2月17日 007 はなか   鳥取地震の概要2         震源断層は 鹿野・吉岡断層   図1  鹿野・吉岡断層の概況(津屋弘達, 1944 年) 鳥取地震の時刻、震度、規模と震源について、 ①    「鳥取県震災小誌」から 昭和18年9月10日午後5時36分57秒、震度6(当時の最大震度) 震源は、吉岡温泉と洞谷の中間、深さ約15 km (米子地方気象台の記録より) ②    「鳥取地震概報」(中央気象台1943年11月)から 昭和18年9月午後5時36分57秒、鳥取市付近で烈震(震度6) 震源地は、鳥取市西南約8 km の野坂川中流域の血か約10 km と推定される。 このほか、「鳥取県震災調査報告」(建築学会震災調査隊 建築雑誌1944年)、 「鳥取地方震災被害調査報告書」(舞鶴海軍施設部 1944年)などに記述あり。